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味方屋 / 日野浦刃物工房について

味方屋(日野浦刃物工房)の鉈の工程
技術・精神

素材を知り尽くし、さらに技術と経験を花開かせる。

「鉄と鋼を鍛えることによって、硬い鋼でも研ぎやすく、欠け難く、長切れする刃物、そして使い手の立場に立った製品造りをすること」が、日野浦刃物工房(ブランド名:味方屋)のモノづくりの理念。そのために科学的な見地から、熱処理をした鋼を電子顕微鏡で組織観察をするなど、鋼を知り尽くす努力を積み重ねてきました。では科学的かというと、それだけではありません。日本の伝統的な鍛治の技術である鍛接と鍛造を何よりも大切にし、刃が欠け難く・研ぎやすく・長く切れ・使いやすい刃物造りを目指しています。さらなる発展形へのチャレンジ精神も旺盛で、品質を極限にまで追求した日野浦司さんによる「越後司」ブランドでの製造や、日野浦睦さんによる人気デザイナー・アニメとのコラボ製品の製造など、工場や地域、刃物を次世代に伝える活動にも意欲的に取り組んでいます。

味方屋(日野浦刃物工房)の刻印
歴史

出自は鉈鍛治。計り知れない鋼の研究の末に生まれた品質

1905年に初代が旧・味方村で鉈鍛治として創業。以来、三条の鉈鍛治の系譜を引き継ぐ鍛冶屋として日野浦さんは活躍しています。変革が起きたのは、3代目の日野浦司さんの時代。自らが作っているものを知り、さらに高い品質にしたいと、独学で鍛造・熱処理・鋼の知識・冶金学を習得。それまで家や地域に伝えられてきた職人の勘も大切にしながらも、三条の偉人・岩崎航介さんに端を発する研究を大きく取り入れ、鋼への理解を誰よりも高めました。会って必ず話されることは、「失敗をした数なら他の人には負けません」という言葉。4代続く「味方屋」ブランドとは別に「越後司」のブランドを確立し、国内外で高い評価を獲得しています。4代目で味方屋の製造を一貫して行なっている睦さんもまた努力を積み重ね、鍛冶屋が減って作れなくなった特殊鉈なども製造。随一の鋼の扱い手として切れる刃物づくりを追求しています。

KAIKAE.JPで取り扱っている
味方屋 / 日野浦刃物工房の全製品リスト

三徳包丁165mm、白紙2号、味方屋、日野浦、千代

【味方屋 / 日野浦刃物工房・包丁】千代シリーズ・三徳包丁・白紙2号

和ペティ150mm、白紙2号、味方屋、日野浦、千代

【味方屋 / 日野浦刃物工房・包丁】千代シリーズ・和ペティナイフ・白紙2号

牛刀210mm、白紙2号、味方屋、日野浦、千代

【味方屋 / 日野浦刃物工房・包丁】千代シリーズ・牛刀・白紙2号・黒打ち梨地・両利き