小さい鋏ほど細かい作業が得意です。その際たるもですが、この飛庄、ガーデニング鋏。実際には両刃芽切鋏の165mmバージョンですが、あまりにも多方面に使えるため、両刃芽切鋏から切り離してラインナップされています。
用途は、庭の剪定、園芸、盆栽、家庭菜園と多岐に渡ります。差し込みやすく繊細な作業が得意な両刃芽切鋏ですが、この165mmのガーデニング鋏は身長や体格に関係なく、細かい作業をしたい人に愛用されてきました。枝を切ることは得意ではありませんが、それ以外の作業なら何でもお任せという万能かつ使いやすい芽切鋏です。
※小枝を含む枝を切る作業にはお使いにならないでください。
※当製品は、黒打ちのみとなります。
飛庄のガーデニング鋏は、ラインアップの中でも最も小さいサイズの鋏ですが、体格を問わず用途で選ばれる典型的な鋏です。事実、身長180cmの庭師さんにも愛用者がいます。主に松葉の新芽の剪定で使用されているようですが、枝を切り落とす以外の細かい作業でオールラウンドに使われています。その他には、バラや盆栽の愛好家の方、ガーデニング、家庭菜園など、使うシーンはさまざま。枝落としではないあらゆる細かい作業に使えます。当店、イチオシ商品です。
鉛バスによる焼き入れのメリットはふたつ。脱炭を減らせるため鋼材の硬度を下げることなく焼き入れができます。また、温度管理が可能なため、常に一定温度での焼き入れが可能。安定して高品質な刃を生産しています。
飛庄は剪定鋏鍛冶としては4代、刃物鍛治としては10代続く、山形の老舗鍛冶屋です。山形県は現在まで続く、日本を代表するフルーツの生産地。飛庄の初代は果樹園や養蚕に使う鋏を生産していましたが、切れ味の良さから本職の庭師にも使われるようになっていきました。独自の熱処理と光沢技術は代を重ねるごとに改良が加えられ、現当主の飛塚大貴さんのモノづくりのモットーは、「質実剛健であること」です。
165mm・黒打ち・右利き | |
全長 | 165mm |
刃の長さ ※1 | 55mm |
重量 | 140g |
構造 | 全鋼 |
刃の材質 | KA-70 |
持ち手の材質 ※2 | KA-70 |
※手作りの製品のため、多少の誤差はございます。ご了承ください。
※1 刃先からボルトの中心までの長さです。
※2 全鋼製品は刃と持ち手が一体構造なので、それぞれ同じ材質になります。